Hey Say
 
気づいたら僕しかいなかった
2007年7月24日火曜日
新しい場所
 
 努力できることは才能だ。なんて良く聞かない?少年漫画でもそういうことを良く聞くような気がする。そういうシーンに僕は確かに感動する。でも大嫌いなんです、努力できることは才能だ、なんて。僕にとってそれは絶望と同義である。
 なぜならそれを認めてしまうと自分に才能がない、というのを認めてしまうのと同じだと思うから。努力が才能なら才能って何?
 例えば僕が生まれてから生活のすべてを100メートルを9秒台で走るために捧げたって多分一生無理だろう。それが才能だ。
 可能性は可能性のままが一番美しい。
 だから僕は自分自身のために努力は才能のないやつがすることだ、と言い続ける。
 
 最近若い、というか年下の人とふれあうことが増えた。16,7ぐらいの。
 バンドを組もうということになった、まぁポシャるかもしれんけど。しかしそのぐらいの歳でバンドを組みたい、なんて言ってる人を見るだけで僕はなんか涙が出そうになる。僕もそんな16歳だったから。
 そのくらいの歳の人にはさっき言ったみたいに努力は才能のないやつがすることだなんて言ってイキがっていて欲しい。少なくとも僕はそうだったし「若い」とはそういうことだと思う。