メタルギアソリッドについて。
このゲームはステルスゲームといわれる。ステルス、つまりかくれんぼである。敵地に単独潜入しそして密かに任務を遂行するというゲームです。敵に見つからないように進むけど見つかった場合やり合ってもよし、逃げてもよし。自分の好きなスタイルによって進ませかたを変えられる自由度が素晴らしい。まぁ個人的にはやり合わない方がかなり難しいと思います。
1、2、3とやってきましたけど3はすごすぎると思います。舞台は1960年代のジャングル。そのため前作まであったソリトンレーダーが廃止され主観による目視やソナー、赤外線ゴーグルなどで敵の位置を確認して進むため難易度が上がってます。カモフラージュ率の存在もホフクも狭いところを移動するためのホフクだけではなく隠れるためのホフクという新しい位置づけも生まれました。
2との違いはなんと言ってもCQCではないでしょうか?CQCは接近戦における技の総称なんですけど2では接近戦と言ってもパンチキック、投げ、ローリングくらいしかなかったけども3では接近して○ボタンで拘束それから投げ、尋問、盾、喉切り、首締めなどのアクションが可能となってます。例えばCQCで拘束、投げ、主観で急所に銃を構えてホールドアップ、なんてことも可能なんです。これを決めるには結構時間要ります、難しいです。それがメタルギアソリッドの特徴でもある操作感に繋がる訳です。メタルギアソリッドはプレイステーション2のコントローラのボタン余すこと無くすべて使います。そしてプレイステーションのコントーローラの特徴であるアナログ入力もフルに使います。例えば□ボタンで銃を構える、強く押し込んで放すと発砲、軽く押したまま放すと構え解除、とそんな感じです。
難しいです、ボタン同時に4っつ入力なんかもざらです。ライフルでR1,L1,□,アナログスティック、てな感じです。でも気持ちいい、慣れてきてある程度自由に動かせるようになってくるとその奥深く多彩なアクションが心地よくなってきます。
メタルギアソリッドはRPGではないのでレベルアップというものはありません。でも難しい分どんどん自分のテクニックが上がってくるのがわかる。RPGでレベル上げるのもいいですけどなんかテクニックが上がっていく方が自然で楽しかったりする。
あとはメタルギアソリッドおなじみに小ネタの数々。段ボールに始まりワニキャップやエロ本、無線の会話、貼ってあるポスター、ツチノコ等々。
隠しアイテムとしてはステルス迷彩、無限ペイント、EZGUNとか。それを手に入れるには誰にも発見されずにクリア、ツチノコ捕獲したままクリア、動植物コンプリートとかハードル高いですけどチャレンジしたくなるのは本編がよくできてるからでしょう。それにしてもザ・ボスからもらったパトリオットはすごすぎる。
最後にストーリー。いい。全シリーズ通して難解ですけど3はビッグボスの話なので多少はわかりやすい、そして泣かせる。否泣きたかった。というのは最後のザ・ボスに勝てないまま4時間くらいやってて中断してしまったんです。倒したあとも疲れきった僕は話が途切れたせいで泣けなかった…いやはや、下手すぎる。
映像、音、操作、すべてにおいてプレイステーション2の性能をフルに使いきった最高のゲームだと思います。一生の仕事、とはこんな作品のことを言うんだなぁと毎晩夢に見てます。
特に勧めません、でもこれはとてつもなくいいです。